>> 08/01>> 定番ですが、オペラ・ガルニエ
ひな鳥は、生まれて初めて目にしたものを親と思いこむ習性がある、といわれているけれど、旅に関しても同じようなことがいえるかもしれない。初めて訪れた土地で最初に目にするもの、それはその街のシンボルとして、一生記憶に残ってゆく。
私の場合、パリで最初に目にしたのが、オペラ・ガルニエ。到着して、スーツケースを解いたら、目的もなくフラフラ歩きまわることで街の雰囲気をたしかめる、というのが私の定番。地図を手に入れようと、ツーリスト・インフォに向かう途中、ふっと後ろを振り返ったら、曇り空の向こうにひときわ輝く建築!その美しさは気品にあふれていて、その場に立ちすくしてしまった。まさに「息をのんだ瞬間」。
入口前の階段には、観光の合間にひといきつく観光客や、待ち合わせ中のパリっ子たちの姿。なんとなくNYのMETを思い出した。
オペラシーズンは9月に入ってからだけど、ガイドツアーは随時行っているらしい。でも、今日はおあずけ。内部の美しさに感動するのは、いつかオペラのチケットを手に入れてから。